いつも妻のことばかり書いていますが、実は私も10年近く精神
科に通っていました。まあ、自分が勤めている病院に精神科が
あるので、勤務中に行けたのは楽ではありましたけど。

10年近く前に、同じ病院内で部署の異動があったんですが、そ
の直後から、酷い不眠に悩まされ、体も重くなり、朝も大変辛く
なりました。

そこで、とにかく眠れないのだけでも何とかしようと、街の薬局に
行って、「睡眠改善薬」と呼ばれるもの(これ、中身は風邪薬と
同じなんですよね実は)を買って飲んでみたんですが、まるで
効果がありませんでした。

どうにもならなくなって、精神科へ行ったところ、医者に「君、
それはうつ病じゃないかなあ」と言われたのです。言われた時は、
「そんなはずはない!」と思いました。

最初は、デジレルとレンドルミンという組み合わせから始まり、
抗うつ薬&向精神薬はその後、パキシル→リフレックス→トレド
ミン→レクサプロ→サインバルタ→バレリンという変遷でしたね。

睡眠薬も、レンドルミンの他、ロヒプノール、ハルシオン、マイス
リーを飲みました。

中でも苦労させられた薬は、パキシルとトレドミンです。パキシル
は、飲んだ事ある人ならご存知でしょうが、とにかく副作用が強く
て大変なのです。それでいて(?)、飲むのをやめると今度は強い
離脱作用に悩まされるという。パキシルは随分長く飲んでました
が、この薬は止めるのにとても苦労しました。

トレドミンは、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み
阻害薬)だけに、とにかく頻脈に悩まされました。ある時など、
病院の忘年会で脈拍が160まで上がってしまい、パニック発作の
ように手足がしびれて、えらい事になった事もあります。

トレドミンは「Tolerance is dominant」(忍容性に優れる)が
名前の由来のはずなんですが、全然優れていませんでした(汗)。
この後飲んだサインバルタも、同じくSNRIで、やはり頻脈に
なりましたが、トレドミンに比べればまだ我慢できる範囲でし
たね。

そして、今でこそ何とか睡眠薬を飲まずに眠れていますが
睡眠薬を飲まずに眠れるようになるまでには、すごく苦労しまし
た。いきなり睡眠薬をカットするのは無理ですから、少しずつ
弱い薬にしていき、最終的にはレンドルミンを半分(0.125mg)
まで減らし、飲む頻度を少しずつ減らし……と、1年以上かけ
て、ようやく睡眠薬とおさらばできました。

なので、睡眠障害の人の辛さは分かるつもりです。時たま、
「眠れないんだったら、夜にジョギングでもすれば」などと言う
人が、病院職員の中にもいますが、うつにおける不眠の何たる
かを全く理解できてないとしか、言いようがありません。

うつ病の症状も、離人症から希死念慮まで一通り経験しました
ので、そのうちそちらも書いてみようと思っています。

今は幸い、無事に治癒しました。主治医には「結婚が一番いい
きっかけだったかも知れないね」と言われています。確かにその
通りだったかも知れません。

妻と出会い、結婚したのが、私のうつの治癒に一番よかったん
だとすれば、今度は私が妻の双極性障害の寛解を目指して、
自分にできる事をするのは、実に自然な流れと言いますか、
これぞ神の摂理なのかも知れませんね。 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 躁うつ病(双極性障害)へ
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貴方の心をアーシング

成人の日とエチゾラム

comment iconコメント ( 2 )

真さま
そういう経緯があったとは全く存じませんでした。なんて理解のある旦那様だろうと羨ましく思うばかりで…失礼な事を考えること多かったのです。ごめんなさい。
寛解を目指してきちんと服薬し、受診してもよくなってるとはなかなか思えません。何もかも病気のせいだとは思いたくないけれど、元気だったらどんな生活だろうかと考えては落ち込んでいくのです。

名前: may [Edit] 2017-01-11 19:22

>>mayさん


>「元気だったらどんな生活だろうかと考えては
>落ち込んでいく」
私の妻も、よくこう考えて落ち込む事もあるようです。

「元気だったら」という仮定は、残念ながら今から
くつがえす事はできませんが、
「元気になったら」という仮定なら、実現できます。
私も、妻が元気になってくれたらと思いながら、
毎日過ごしています。治療生活は大変でしょうが、
息抜きにいつでもお気軽にコメントなさってください。

名前: [Edit] 2017-01-11 20:04

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