最近、妻はちょっと活動的だったのですが、その反動か今日はとても疲れて調子が悪い様子です。活動的とは言っても、プラ板やフェルトでアクセサリーを作ったり、買い物に行ったりと、それほど激しく動いていた訳ではないんですが、妻の場合は一度何かを始めると、とことんやり抜いてしまう傾向があるから、少しずつ疲れがたまったのかも知れません。しばらくゆっくり休んで、心と体の元気を取り戻して欲しいですね。

さて、よく鬱病の事を「心の風邪」という風に表現されます。しかし、これって果たして適切なたとえなんでしょうか? 私自身も鬱で10年近く苦しんだ経験があるんですが、鬱を「心の風邪」と表現するのは、全く鬱病の事を知らない人が言っているとしか、私には思えないのです。

一体、鬱病のどこをとって「心の風邪」という表現をしているのか、よく分かりません。「誰でもなりうる」ところでしょうか。しかし、風邪は普通数日で治るのに比べて、鬱病は短くても3か月、長いと数年も苦しめられます。また、風邪で自殺したりはしませんよね。

鬱病の苦しみを、正常の人も感じる「ちょっと気持ちが沈む」「なんかやる気が出ない」程度の心の落ち込み、くらいに思っているのかも知れませんが、決してそうではなく、鬱病の症状は、「こんなに辛いなら死んだ方がいい」と思えるほど苦しいものである事は、この病気を経験した人なら分かるはずです。その苦痛は、とても風邪とは比較になりません。

と思っていたら、今度は「鬱は心の骨折」という表現を見ました。「心の風邪」よりはマシな気もしますが、心の骨折という表現もいかがなものかと(苦笑)。確かに、「心が折れる」なんて言葉もありますけど、「心の骨折」とたとえるのは違う気がします。鬱病は、風邪や骨折にたとえられるようなものではなく、あくまで鬱病は鬱病でしかないのです。

変なたとえで無駄な誤解を与えるくらいなら、もっと鬱病そのものの知識を啓蒙するべきなんじゃないかと思いますね(それでも、以前に比べたら大分改善してきた気はしますが)。何度も書いた通り、医療技術者でさえ、精神科に勤務しているのでなければ、精神疾患に対してまともな知識を持っていない、という現状がありますから。

そんな事を思っていたら、今度は、高名な精神科医の香山リカさんが、「双極性障害は心の生活習慣病」という表現をされていたのを見ました(結構前の事ではありますが)。精神科医自ら、そんな誤解を与えそうな表現をしてどうするのか(笑)。

「心の風邪」という表現に、異を唱えている精神科医もいるようですし、今後もう少し精神疾患にきちんとした理解が広がる事を期待したいものです。 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 躁うつ病(双極性障害)へ
応援クリックしていただければ、励みになります

急降下に備えよう

言葉が自分を作る

comment iconコメント ( 4 )

あたしもそう思います。
精神障害者の理解がもっと広がってほしいです。
きっと理解されずに苦しんでる方もたくさんいますよね。。

名前: あや [Edit] 2017-03-08 20:43

精神疾患の例え

こんばんは。

風邪や骨折、生活習慣病等に例えられるのは、誤解しか招かない気がしますよね!
決して特別なことでは無いって意味なら、そう言えば良いのですから。
アンタッチャブルな扱いをせずに親しみ持って普通に接してもらう為に言われるのでしょうか?

奥様、調子良い日が続いてたのが、少しお疲れになったのですねぇ
お母様が来られる頃に活動出来る体調に戻られるといいですね。

調子よく何かに打ち込んでしまって、反動で疲れるパターン・・・
よくわかりますよ。
そんなに大したことした訳ではなくても!
気分の高揚とかも含めて、自分の『疲れても復活出来る限度』を簡単に超えてしまう感じなのです。私の場合は。
リミッターが壊れてる?みたいな。
うまくコントロール出来るようになれるのかな?難しいですけど
気長に、諦めずに、
って感じですね。

気温の変化も大きな季節ですから~お大事に!!

名前: もものすけ [Edit] 2017-03-08 21:00

>>あやさん

以前よりは理解が広がっている気もしますが、
どうも「正常の人の悩みの範囲内」くらいに、
過小評価されている感じがしてなりません。

精神疾患の人の苦痛が、正当に評価される
日が来て欲しいですね。

名前: [Edit] 2017-03-09 21:13

>>もものすけさん

どうしてやたらと例えたがるんだろう、と思って
しまいますよね(苦笑)。変に例えず、ストレートに
説明して理解して欲しいなと思います。

妻は、ちょっと一気に降下した感じです。今は少し
安定していますよ。ご心配ありがとうございます。

名前: [Edit] 2017-03-09 21:15

コメントの投稿